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2012.1.6 FRI.

自分を信頼することの力

今回は、私の関心事の1つでもある教育についてです。
突然ですが、「過保護」と「過干渉」の違いをご存知でしょうか?
一般に似た意味で用いられていることが多い言葉ですが、実は異なります。

・過保護
 対象者の意思を尊重しすぎて、過剰に欲望を満たそうとしたり、責任を肩代わりしすぎてしまうこと。
 →望んでいることをやってあげすぎる。

・過干渉
 対象者を一人の主体的な人間として認めず、意思や思考、自我の発達や自主性などを無視して、
 親などが自分の思う通りに対象者をコントロールしようとすること。
 →人格否定につながっていく。

どちらも親の愛情に起因するものですが、それがいつしか子どもに自分の考えを押し付ける
(=子どもの意思を否定する)エゴとなってしまうのです。

幼少期にそうした環境下で育った子供は、自分を否定されることに慣れてしまい、
自信を持てなくなってしまうといわれています。

つまり、自己効力感(self-efficacy/「自分にはできる」と、自分に対して信頼を持って行動を起こすことができる感情)と、
自己肯定感(self-esteem/自己に対して前向きで、好ましく思うような態度や感情[※田中道弘氏の定義])の育成が
損なわれてしまう可能性があるわけです。

自己効力感と自己肯定感は、コミュニケーション能力や論理的思考能力、
コーピング(ストレスへの耐性、対処)能力といった必要な能力(例えればアプリケーション)を支える
重要な基盤、いわば人間としてのOS(基礎システム)ともいえるのではないでしょうか。

最近の学生を見ていると、保守的・安定志向・内向きという印象を持つことがたまにあります。
インターネットなどの技術の発達でグローバル化が進み、世界は遠いものではなくなってきています。
にも関わらず、日本国内だけを見ている若い人が多いのはとても残念です。
同じ日本人として世界のリーダー、お手本になってほしいと強く思います。
すべての大学生が自己効力感や自己肯定感を持っていないわけではないでしょうが、
世界へ挑戦することに対して消極的な姿勢を見ていると、まったく関係ないわけでもない、と考えてしまいます。

物事に挑戦すること、そしてそれを達成するためには、自己効力感と自己肯定感は必要不可欠な要素です。
更に、その2つの感情を高めることで、自律を伴う自己決定ができるようになり、最終的には自己責任を負えるようになります。

「自己肯定→自己決定→自己責任」

幼少期の経験は人格形成に大きな影響を及ぼしますが、成長した後でも意識改革と訓練によって、
補正することは可能です。
ここまで長く書きましたが、平たく言えば、自分を信じて、自分の可能性を狭めない!ということです。

翻って、社員教育にも同じことがいえると思います。
ネクストには「挑戦の機会」が溢れています。メンバーたちには、せっかくのこの機会を活用してもらいたい。
自分に自信を持って、どんどん挑戦していってほしい、自己成長につなげてほしい、と考える今日この頃です。


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